オロチ様はイタズラがお好き!?
用語集

一部ネタバレを含む可能性があります、お読みの際はお気をつけ下さい。
物語の進行に合わせて、随時更新していきます。

アマテラス
 物語の舞台となる世界ヤマトと、そこに生きる全ての生命を創造した万象の神。

アマテラス神聖王国 【アマテラスしんせいおうこく】
 タカアマバラ大陸の中央部に位置する、世界(ヤマト)最大最強の王国。

アマテラス神聖騎士団 【アマテラスしんせいきしだん】
 アマテラス神聖王国の軍隊の主力である騎士団。
 総勢は三万人を越え、第一から第八師団までが役割ごとに存在する。
 総括するのは騎士団総長である神聖将軍。 

具言 【ぐげん】
 〈言力師〉が〈言力〉の発動の際に紡ぐ、世界への願い。
 〈言力〉ごとに特定の言葉があるわけではなく、術者がイメージさえしっかりと脳裏に構築できるなら、それこそ意味のない事を叫ぶだけでも良い。
 ただし、より効率良くイメージを思い浮かべ、〈言力〉を発動する方法として、
 
 属性、形状など→起きる現象(例:烈風、研ぎ澄ませ)

 という順で口にするというものがある。

言紋 【げんもん】
 特定の物や生物に刻む、または描く事で〈言力〉の効果の長時間持続、付与を可能にする特殊な文字。使用法によっては、別の効果を生む事もある。
 〈三種の神器〉にそれぞれ刻まれていた〈創世〉、〈繁栄〉、〈終焉〉の意味を持つ三文字を元に人間達が作り出した。
 以下は、細かい概要。

・長時間持続といっても、効果が続くのは発動と同時に術者が注ぎ込んだプラナの量に依存する。プラナが切れた時点で効果は消滅するが、定期的にプラナさえ補給すれば、半永久的な持続も可能。

・それぞれの〈言紋〉の質ごとに威力の限界値があり、いくら大量のプラナを注ぎ込んでも、それ以上の効果は望めない。〈言紋〉の形状の工夫、効率的な組み合わせなどで、質自体の向上は可能だが、それでも瞬間的な威力は、普通に〈具言〉を口にして発動した〈言力〉には大きく劣る。故に〈言紋〉は、〈錬守結界〉や〈真名武具〉に刻む真名など特殊な使用法や戦闘時の補助などの役割に用いる事が多い。

・発動には、術者が〈言紋〉の意味を正確に理解しつつ、発動しようとしている〈言力〉のイメージを明確にし、必要量のプラナを注ぎ込む事が必要。それさえ出来れば発動には〈具言〉は必要ないが、口にした方がイメージを構築しやすいため、効果が向上する事は多い(ただし、限界値は越えられない)。
 ただし、〈言紋〉は、〈言力師〉なら誰でも発動できるわけではなく、構成された〈言紋〉の属性や性質などに対し、その術者が不向きだったり、そもそも力量が足りていない場合は、〈言力〉の効果が限界値まで届かない、ないしは〈言力〉自体が発動しない。

言力 【げんりき】
 〈言力師〉が世界の息吹といわれるプラナを対価に、世界への願いを実現させる事で発動する力の名称。威力は術者の技量、意志力、プラナの汲力量などで上下する。
 基本属性として、火、水、風、土、空の五つが存在するが、それ以外の属性も多くある。
 物理現象係の力は比較的容易に操れるが、精神系になると難易度が跳ね上がる。

言力師 【げんりきし】
 〈龍脈〉に流れる世界の息吹、プラナを感知する事が可能で、それを自身に汲み上げ、〈言力〉を発動、操る事が可能な術者の事。

三種の神器 【さんしゅのじんぎ】
 万象の神アマテラスが人間達に残した八尺瓊勾玉、天叢雲剣、八咫鏡の三つの神器。
 常に神気を纏っており、強大な力を秘めている。
 それぞれには、力の源たる〈創世〉、〈繁栄〉、〈終焉〉の意味を持つ特殊な三文字が刻んであり、これらが後世で〈言紋〉の元になった。

人界 【じんかい】
 人間の暮らす世界。
 この呼び方は主に妖魔が用いる事が多く、人間はヤマトという名で呼ぶ事の方が多い。

真名武具 【しんめいぶぐ】
 〈言力師〉専用の武器。
 〈言紋〉に訳された持ち主自身の真名を刻む事で、それが汲み上げたプラナを馴染みやすくし、〈言力〉の効果を増幅させている。他者が用いても、単なる武器以上の威力は望めない。

タカアマバラ大陸 【タカアマバラたいりく】
 世界(ヤマト)最大の大陸。アマテラス神聖王国もこの大陸に在る。

ヒノカワカミ学園 【ヒノカワカミがくえん】
 アマテラス神聖騎士団の候補生を育成する王立の学園。
 王国内に三校まで存在し、五年制。
 十四歳となった少年少女のみが入学可能である。

プラナ
 地下深くを流れる〈龍脈〉で循環し続ける世界の息吹。
 世界の生命力と同義であり、これが尽きたとき世界は崩壊すると言われている。

ヤマト
 〈人界〉の別名。世界を創造したアマテラスが名付けたと言われている。

妖界 【ようかい】
 〈人界〉と空間を挟んで隣接する妖魔の生きる世界の名。
 妖魔は、〈妖術〉により世界間を移動するが、現在の所、人間側にはそのような手段は存在していないため、未だに人間の間では、この世界の詳細は不明となっている。
 〈人界〉が創世された際、影として生まれた世界といわれており、アマテラスによって直接、創り出されたわけではないため〈龍脈〉やプラナなどは存在しない。

妖術 【ようじゅつ】
 〈妖魔〉が内より生じる妖力を源として操る術の事。
 人間の〈言力〉に比べ、非常に多様性がある。

妖魔 【ようま】
 〈妖界〉に生きる種族。
 人間と違い、姿や能力は一定ではなく、何よりも個を重んじる傾向がある。故に、人間のように国家を構成したり、血縁を大切にする習慣はない。
 大まかに上級、中級、下級に分けられており、下級は、凶暴なだけの野生の獣とさほど違わないが、中級以上になると人間以上の知能、能力を有している。
 〈妖界〉には〈龍脈〉が存在しないため、妖魔は、自身の内よる生じる妖力を源とした〈妖術〉を操る。
 低級なほど人間を見下したり、食して力を高めようとする妖魔も少なくないため、人間からは天敵と見なされている。だが、上級になると、そもそも人間の存在自体に興味を覚えてない妖魔も多い。

龍身 【りゅうしん】
 汲み上げたプラナを全身で循環させ、肉体を世界に、血管、またはそこを流れる血液を〈龍脈〉に喩える事で身体能力を向上させる、戦闘系〈言力師〉にとっての基本の〈言力〉。
 ただし、発動に〈具言〉を用いない事と〈言紋〉なしに長時間使用が可能な事を考えると、厳密には〈言力〉とは別物とも言える。

龍脈 【りゅうみゃく】
 地下深くに存在し、プラナが流れている世界の血管とも言えるもの。


錬守結界 【れんしゅけっかい】
 主にヒノカワカミ学園で使用される、〈言紋〉を用いた訓練用の結界。
 中に居る者はいかなる攻撃も緩和され、滅多な事では死に至る事はない。


戻る


inserted by FC2 system